トランクルームに荷物を保管して、いざ、使う時になって開けてみたらカビだらけだったら、大変です!
トランクルーに保管した荷物にカビが生えるのを防止する対策を解説します。
カビが生える原因
まずは、トランクルーム内にカビが生える原因を理解しておきましょう。
荷物に含まれる水分
トランクルームの中は、一般住居とは異なり、基本的に人の出入りがほとんどないので、基本的には閉ざされた空間です。預けた荷物には少なからず水分が含まれています。それが、衣類や本などの有機物にカビとなって繁殖するのです。
結露
トランクルームの庫内の温度と外気温の差から、結露が生じた場合に、壁や床にカビが発生します。そのカビの胞子が飛散し荷物に付着して、そこから、カビが成長拡大することがあります。
雨の吹き込み
また、トランクルームには、多くの場合、通風口があります。通常では雨が入りくいように庇(ひさし)が、作られていますが、台風やゲリラ雷雨などに強い風が伴い、横殴りの雨が、通風口から吹き込んでしまうことがあります。希に、ドア自体の隙間から、雨が吹き込むケースもゼロではありません。このように吹き込んだ雨の水分でカビが発生します。
カビを防止する具体的な対策
保管する荷物は床や壁にくっつけない!
結露や吹き込んだ雨の水分は基本的に床や壁を中心にカビを発生させます。そこに保管している荷物が触れていると、カビの発生の確率が高くなります。これを防止するためには、床にはすのこなどを敷いて、その上に荷物を置き、また、壁にぴったりくっつけるのではなく、1-2cmでも離すことが理想です。
台風や暴風雨の前後に点検をする
台風が近づきそうなときは事前に、雨風が吹き込まないようにあくまでも一時的に、目張りをしましょう。
しかし、台風は天気予報で、ある程度、事前に知ることはでき、対策をすることは可能かもしれませんが、ゲリラ雷雨などは、なかなか、事前の対策が難しいです。そういった場合は、せめて、なるべく時間をおかずに、庫内に雨が吹き込み、床や壁、そして、荷物が雨でぬれていないかをチェックしましょう。万が一、濡れていたら、歩のまま放置すると、カビが発生する原因となります。床や壁は、雑巾で水分を拭き取り、濡れてしまった荷物は自宅に持ち帰えり、乾かしてから、また、保管しましょう。
防湿剤を置く
そもそもカビの発生しやすい環境は、温度が20℃~30℃で、湿度は60%を超えてくると、発生しやすいくなります。外気との兼ね合いもあるので、空調設備のないトランクルームは、庫内の温度はコントロールすることができません。しかし、庫内の湿度は防湿剤を置くことで、庫内の空気中の湿度を低下させることは可能です。
防湿剤を置いて、湿度60%以下に保てるようにして、カビの発生を防止しましょう。
カビに強いのは屋内型?、それとも屋外型トランクルーム(コンテナ型)?
トランクルームは大きく分けて、屋内型と、コンテナ収納タイプの屋外型があります。
屋内型は、換気設備や空調設備が付いているものは、温度や湿度をある程度コントロールできま、カビ発生のリスクを低下させることはできますが、一方で、屋外に設置するコンテナタイプは、通風口はあるものの、空調設備などはありません。
カビ発生のリスクは、屋内型と屋外型と比較すると、「屋内型の方がリスクは少ない」といえます。
※「カビ発生のリスク」に着目すると、屋内型がおすすめですが、利用料金や、立地(自宅に近い)、カビにくいものしか保管しない等、どちらがベターかは、ご利用者様の状況で、変わります。どちらがよいか、迷ったらお気軽にお問い合わせください。
カビ発生したら補償はどうなる?
『カビが生えてる!どうしてくれるの!?荷物を弁償して!!!』
自分の大事な保管した荷物にカビが生えてしまったら、トランクルームを運営会社している会社にいいたくなる気持ちも…(お察し申し上げます。)しかしながら、トランクルームは「荷物を預かるサービス」ではなく「荷物を保管するスペースを貸す」サービスです。保管した荷物を管理するのは、トランクルームの賃借人となりますので、カビが発生しても補償してもらえません。
対策をしっかりするか、カビが生えたら代替えきかないものは保管は避けた方が無難です。