押入れの湿気・カビ対策のためのスノコの正しい置き方
押入れの湿気やカビ対策にスノコはとても有効です。スノコの湿気・カビ対策を効果的する正しい置き方を説明します。
押入れの湿気・カビ対策にスノコを置くことは有効です。しかし、使い方を間違えると、湿気に対する効果が発揮されず、保管したものがカビだらけとなってしまいます。スノコを買うにもそれなりのお金がかかりますし、更に、保管したものが、湿気が原因でカビが生えてしまっては、まさに泣きっ面に蜂です…。
スノコを正しく使って、湿気とカビを防いで、押入れにしまったものを快適に保管してください!
スノコの正しい向き
スノコの置き方には正しい向きがあります。
手前のものを入れる方向に対して、スノコの下支えが、直角になるようにします。これは、手前から奥に空気が流れるようにするためです。下支えが、手前面と並行ですと、風が通りませんので、湿気対策にはならないのです。(※下記図を参照)
![スノコの正しい向き](https://storage.apple-apaman.info/wp-content/uploads/2a818f9f9fd95180bd14ff6315d420c5.gif)
スノコの正しい向き。下支えの向きに注意して、奥に空気が流れるように置きます。
![スノコの向き ダメなパターン](https://storage.apple-apaman.info/wp-content/uploads/8e8f75994133fea1785d305a47ef149f.gif)
スノコの誤った向き。下支えの向きが手前からみて、並行なので、これでは空気が通り抜けません…。
スノコは間引きしない
スノコは間引きしないで、押入れ面を全てカバーするようにしましょう。
![スノコを間引きしないで敷き詰める](https://storage.apple-apaman.info/wp-content/uploads/c5315a89b1d2912420c58e75afec2c79.gif)
スノコは間引きしないで敷き詰めます。
スノコの購入代金を節約するために、間引いてしまうケースがよくあります。なぜ、間引くのがよくないかの理由を説明します。
間引くことで、上に置いた荷物の重さに耐えられず、たわんだり、破損して、荷物が下面に押し付けられて、結果的に、風通しが悪くなってしまうからです。軽量なものでしたら大丈夫ですが、荷物は年々増えてゆくもの…。次第に重さが増してゆくと、スノコが機能しなくなる危険性があります。
![スノコは間引きしないこと](https://storage.apple-apaman.info/wp-content/uploads/6785f0f5e4563f873917f7ba69820ee5.gif)
スノコを間引きして置くと、置いた荷物がたわんだりして、空気の流れが悪くなります。
スノコを間引きして置くことで、たわみや破損で荷物を下につけてしまって、風通しを悪くしないようにしましょう。
スノコの縦置きで、更に風通しアップ!
スノコは下に敷くものと思いがちです。しかし、押し入れ内の壁面に縦置きすることで、更に空気の流れがスムーズになります。
![スノコの縦置きの空気の通り方](https://storage.apple-apaman.info/wp-content/uploads/c19274f0cff5031c53342353a56486dc.gif)
スノコを押入れの奥に縦に置くことで、保管している荷物が壁にくっつかないので、空気がしっかり通ります。
押入れにしまう荷物をスノコの上に置けは、下面は確かに風が通ります。しかし、横壁、奥の壁に荷物をピタッとくっつけておいてしまったら途端に空気の流れが止まってしまいます。数センチ開けるようにしていても、季節が変わると、忘れて押し込んでしまったり、家族の誰かが、荷物をギューギューと突っ込んでしまったりしたら…。
横面と奥側にもスコノを置くことが、カビ防止にはとっても効果的です。空気が手前、奥、上へと循環します!
まとめ
押入れの湿気・カビ対策のためのスノコの正しい置き方をご理解いただけましたか?
押入れというのは、どうしても、閉ざされた状態が長くなります。そして、押入れの中は、保管してある物自体に含まれる水分や、部屋と押し入れ内の温度差による結露など、水分がこもりやすい空間なのです。なるべく、わずかな隙間からでも、空気の循環をさせてあげることがカビ防止には有効なのです。
押し入れ内に保管する荷物は、ギューギューに詰め込まないで、なるべく空気が通る空間を確保できるように余裕を持たせましょう。そのためには、スノコが有効なのですが、正しい置き方をして、空気の循環する空間をしっかり作ってあげましょう。
また、スノコを置くことも大切ですが、そもそものしまうものを少なくるということも並行して実施するようにしましょう。いらない荷物を思い切って処分したり、長期間使用しないけど、季節によっては使うもの、捨てられないものに関しては、トランクルームを借りることも対策のひとつです。